文化会館の目標・理念
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文化会館の目標
文化と人、人と人をつなぎ、創造性豊かな人づくりを行う文化芸術の拠点
四日市市文化会館の管理運営を行うにあたっての基本的な考え方
四日市市の文化芸術の振興の場を提供することを目的とする四日市市文化会館は、市民の文化芸術活動の推進、伝統文化の継承を図る重要な役割を担っています。文化会館は 文化芸術に関する情報の収集・発信、 文化芸術に関わる人材の育成・支援、さらには文化芸術を担うアーティストとの交流など、 四日市市の文化が集いあう場所です。私ども公益財団法人四日市市文化まちづくり財団では、 四日市市総合計画・四日市市文化振興条例・四日市市文化振興ビジョン等の趣旨、施設の設置目的を踏まえ、文化施設の運営で培ったノウハウや各施設とのネットワーク、 文化団体等との協力を密にし、文化と人をつなぎ、人と人のつながりを作り、創造性豊かな人づくりを行う文化芸術の拠点であり続けるよう施設の魅力向上に努めます。
四日市市文化会館管理運営のコンセプト
当財団は四日市市文化会館の管理運営を行うにあたり、
- 市民に開かれた会館
- 出あいの場としての会館
- 文化芸術と人をつなぐ会館
- 安全・安心な会館
を目指し、地域に人のつながりを生み育て、持続・発展していくため「育む」 「創る」「つなぐ・つむぐ」「支える」の事業コンセプトをさらに充実させ、多様な文化芸術活動の場として、地域の創造力を高める取り組みを進めてまいります。

育む
市民が身近に文化芸術に親しむ機会を提供し、 市の文化を担う人づくり、土壌づくりを行います。
創る
市民参加のワークショップや自主制作事業を実施し、 成果を発表することで、文化芸術を創造・発信します。
つなぐ・つむぐ
文化芸術の多様な主体と交流・連携して、事業を展開することで、 創造的なまちづくりに寄与します。
支える
文化芸術が持つ価値や役割により、市民の文化活動を支援し、地域課題の解決につなげます。
管理運営を行うにあたっての5つの基本方針
【基本方針1】 あらゆる人が文化芸術に触れ参加できる機会を提供します。
さまざまな質の高い鑑賞機会の提供や市民が参加体験できる文化事業の実施、 伝統文化に親しむことができる場の提供、また、市民が行う文化芸術に関する公演や展示などの活動・練習の場の確保を通して、魅力ある施設運営を行い、市民の文化活動の推進、 参加交流を促進します。
【基本方針2】 地域に根差した連携と次世代を担う人材育成に取り組みます。
文化関係の公益団体や市内の文化活動団体との長年にわたる信頼関係をもとに、地域に密着した本市独自の文化芸術の振興を継続します。 市民参加・育成型の文化事業を展開し、 舞台芸術の新たな可能性を探求した作品を創造・発信するなかで、 文化芸術の鑑賞者や本市の文化を支える担い手を育成するコーディネーターとしての役割を担います。 また、文化芸術の鑑賞者育成のために主催事業において割引料金を設定し、 若者などの参加を促します。
【基本方針3】 安全・安心な施設管理と舞台運営を行います。
市民が安全・安心して利用できるよう、関係法令や四日市市の指定管理標準仕様書に基づき、設備機器の運転・監視、保守、点検や清掃等の保全業務を計画的に実施し、不具合の早期発見と対応を行い、あらゆる人が利用しやすい施設の維持管理を行います。 また、委託業者を含め施設を管理する職員全員が緊急時に備え、 避難訓練を実施します。利用者には設備・機器の利用方法など的確なアドバイスを行い、 施設予約から搬出まで円滑な運営を行います。
【基本方針4】 利用者の視点に立った管理と公益性・信頼性を追求します。
法令や条例・規則等を遵守し、公平公正、透明性を徹底し、利用者の視点に立ち、すべての市民に開かれた運営を行います。子どもや高齢者、障がい者、外国人などすべての人が快適に文化芸術に触れ、文化と人をつなぐ機会の拡大と充実を図ります。利用者の意見等を参考に、より利用しやすく快適な施設を目指して、高品質なサービスを提供することで、利用者の満足度を高めます。
【基本方針5】 施設の利用促進と経費節減に取り組みます。
当財団が管理運営する各施設のノウハウを横断的に流動させ、ホームページやSNSを活用することで、貸館やチケット購入において利用しやすい環境を提供するとともに、各種文化団体、県内外の文化施設などとの連携を強化し、利用促進と利便性の向上に努めます。また、職員のコストに対する意識をさらに高め、管理運営面で収益の確保を図るとともに、施設の維持管理等において、さらなる経費節減を図ります。
SDGsへの取組み
当財団では、文化芸術の力を通して持続可能な社会の発展に貢献します。多様なステークホルダーとの協働で、すべての人たちが文化芸術を通して交流し、 文化芸術が身近にある社会を目指し、 文化芸術振興に取り組んでいます。文化芸術は、鑑賞の楽しみから人と人をつなげる役割へと変化しています。 当財団では日頃来場する機会が少ない方にも楽しんで頂けるようアウトリーチ事業を実施、文化芸術の発展に努めてまいります。これまで実施してきた 「学び舎音楽会」や「よっかいち小さな劇場」などのように、学校や施設 を訪問し、生の音楽や演劇の鑑賞・体験をする機会を提供し、次世代育成や文化とのつながりにも取り組んでいます。こうした文化芸術に触れる機会は全ての人々に平等に基本的な権利であり、保障されることが重要であると考えます。