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展示事業

展示事業

 

(公財)四日市市文化まちづくり財団では、年に3回の萬古焼の常設展示と、年1回の企画展示を実施しています。萬古焼は四日市の近代産業の原動力となった焼物で、現代も地場産業の主力として重要な位置をもっています。当財団では、旧組織((財)四日市市文化振興財団)創設以来32年に亘って、萬古焼の展示公開と調査研究を実施してきましたが、その成果に負いつつ、さまざまな切り口で萬古焼の魅力を紹介しています。

企画展は、市民文化の啓発・活性化を期して、より幅広い文化ジャンルからテーマを選択して実施しています。

四日市市美術展覧会では、四日市の美術環境の充実を目指して、四日市市からの受託事業として実施しています。

 

令和5年度展示事業 予定   場所:第2展示室

展示 期間

企画展示

「MINIATURE LIFE展 ー田中達也 見立ての世界ー」

 

主催:三重テレビ/SHARE BASE/Pizza Works
共催:公益財団法人四日市市文化まちづくり財団
企画制作:NHKサービスセンター/株式会社CoCo
企画協力:株式会社MINIATURE LIFE

後援 : 三重県/四日市市/三重県教育委員会/四日市市教育委員会/中日新聞社

2023年4月14日(金)~ 5月28日(日)

 

一般(大学生以上)1,200円

小中高生800円

※未就学児は入場無料
※小学生以下の子供のみの入場不可

 

企画展示

「福岡アジア美術館蔵 うるおう アジア -近代アジア芸術、その多様性-」

https://yonbun.com/news/information/18548.html

 

主催:公益財団法人四日市市文化まちづくり財団

   第23回共同巡回展実行委員会

   特別協力 福岡アジア美術館

   助成 (一財)地域創造

 

 

2023年7月8日(土)~9月3日(日)

一般550円 大学生・高校生330円

中学生以下無料

障害者手帳をお持ちの方は半額

 

 

萬古展 ノベルティーの夜明け(中止)  
   

 

 

常設展示だより

はじめに

昭和39年11月3日、林純之介氏によって四日市市に寄贈された萬古焼(林コレクション)は、四日市商工会議所、四日市市役所秘書課と展示場所を替えながら、昭和57年8月の四日市市文化会館の開館を待って当館美術展示棟の常設展示室に展示されることになりました。以後、さまざまな方々からの寄贈や購入によって、四日市市が所有している萬古焼は、当初の数倍となりました。平成6年に、四日市市立博物館が開館し同博物館の所蔵となりましたが、引き続き当常設展示室で50~100点の萬古焼を展示しています。

(公財)四日市市文化まちづくり財団では、これまで30年以上にわたってさまざまな角度から100回を超える萬古焼の展示・公開および基礎的な調査研究を実施してきました。

四日市の郷土の文化財であり、近代産業の礎のひとつとして重要な役割を担った萬古焼について、より多くの方々に知っていただきたく、ホームページ上に「常設展示だより」を掲載させていただきました。

「萬古不易」。いつまでも変ることのない萬古焼の魅力、しかし見る度に発見する新しい美。そのような萬古焼の美と発見の感動やその歴史を、紹介します。

 

 

万古焼寄贈の言葉

 林 純之介

 

今年一月末、当市近鉄百貨店の依頼により私が多年当地方は勿論東京、名古屋其他の地で蒐集した古万古、古安東、初代有節の万古焼を全店に於て展観致しましたことは万古窯業が永い歴史と伝統を持つことのみならずその創始者先人の功を称へると共にその陶業の真価を再認識して戴き地場産業万古窯振興に些か貢献致したき所存でありまして、尚展観終了後は古万古を東京の国立博物館へ、古安東を津県立博物館に寄贈し広く世の鑑賞に役立てたき希望でありました。然るところ当市万古業組合の方々から現在数少いこれら作品が本市から姿を消すことは陶器に縁りの深い四日市市としては如何にも残念なことであり是非当市にのこす様との熱望が俄かに起りその声を代表して平田市長から改めて是非当市への寄贈方の懇請をうけました。無論私としては当市に生れこの地に業を営んで住むものとしてはたとへ万古業ならずとも最初から当市への寄贈を申される迄もなく十分考慮した次第でありますが、残念ながら当市には適当な受入れ場所もないことから前記の二箇所への寄贈を企図致したのであります。然し市長を初め皆様の熱望黙し難く市産業部商工課並に当商工会議所とも種々協議を重ねた末漸く一先づ当室に仮陳列致すことにし、ケースは大和文華館満岡忠成氏を煩はし市が制作されたものであります。

私は将来市が企図されておる文化会館の建設が実現せられて、このケースのものが会館に陳列せられ尚幾多の万古焼の名品が次ぎ次ぎに購入又は寄贈されて内容の充実した立派な文化館或は博物館となる最初の糸口ともなれば私のこのささやかなコレクションの寄贈も亦十分意義あるものと自ら満足すると共にその時期の早いことを祈ってやまぬ次第です。

尚この陳列に古万古、古安東、初代有節の外にその流れをくむ射和万古、千秋万古、小川半助の作品をも加へ寄贈し参考に供した次第であります。

 

昭和三十九年十一月三日(文化の日)

                       (原文のまま ただし横書に直しました)

 

 

常設展示展

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